晴れて澄み渡った空に、
ベッキーの息子が虹の橋を渡って行きました。
午後5時30分頃、動物病院を出ると、
少し冷たい風が吹き始めていました。
きらきら光って、1匹だけ綺麗なブルー色。

あんなに元気だったのに、
誕生時に180g。翌日は144g。昨夜は133g。
下半身は痩せている感じはないが、上半身が痩せている。
ベッキーママのお乳に口を持っていくが、嫌がる。
とりあえず哺乳を始めてみたら、
ワタシ、気づいてしまった。
ママ「この仔、もしかしたら・・・」
腹部を触診。他の仔の腹部と比較してみる。
やはり・・・すぐに哺乳を中止しました。
そして今日、仕事場から動物病院へ電話を入れ、
午後4時30分に受診予約。
5時過ぎに診察室へ。
獣医さんへ、ワタシの推測をお伝えする。
エコーをお腹に当ててみると、推測通りでした。
お腹にうんpが溜まっているのです。
排泄が出来ないのです。
肛門はかろうじてあるが、未発達。
直腸が肛門まで届いていない。
手術をするしかない。
肛門の近くに直腸が来ていれば出来るかもしれないが、
この仔の場合は、何処まで直腸が来ているのか分からない。
造影剤を入れても、うんpが詰まって、最後の一番大切な部分まで、
届くはずが無い。造影剤が出てくる場所が無いので、
更にお腹に残り、固まってしまう。
手術が出来ない!このままでも、明日か明後日の命。
そして、苦しみぬいて死んでいくのです。
今でも苦しそうなのに、どんどん苦しくなっていく・・・
ワタシの手の中で、小さく息をしている。
この仔の体温が伝わってくる。
苦渋の決断をしました。
この仔の苦しみをとってあげたい。
のた打ち回るくらいの苦しみを味わいながら死んでいくのなら、
今、このまま、激しい苦しみを与えないまま・・・
安楽死を涙が止まりませんでした。
タオルで涙をぬぐいながら、
20分位、診察室から外を見ていました。
次の患者さんが待っている。
涙をこらえないと・・・
獣医さんも、涙ぐんでしまいました。
でも、次の診察が・・・
。。。小さい箱に入って戻ってきました。
箱の口が開いていて、
それを見たら、また涙が溢れてきて止まらない。
綿を敷き詰めて、スタッフのかたが、
小さな花束を乗せてくれていました。
今もまた、思い出してしまい・・・
涙が止まりません。
たった3日間の命。
安楽死を選択してしまった。
これがワタシに出来る最善の事だと思います。